【天の底 地の展情】

【天の底 地の展情】

空に虚考する

視界に蔓延る無数のコトバは星状に消えてゆく

見得ぬ[[rb:空 > から]]掴めぬ殻 

彩玄啼く貴 く 生まれ逝く籠と棺に揺れる

乞い愛され昂り征き ゐ抱嗄れて凪いで逝く

至極当然のことわり

名を配すのは存在の証 頭上に冠をいただく

当たり前に眠りにつくこと 海の起源 生みの根源

泳ぎ突いた生命に流れて結 った梳きに

展望は視界に死海であっても重いヒトつ

屹度触れるから震えるから[[rb:出 > いづ]]れ逢いましょう

風は戦ぎ身を廻るでしょう 散々に綻んだ華は馨り抱いて

あゝ逢い添われる 乞い焦がれ 濃い恋は愛と哀を仕舞う

空に統べてを抱かれる解き ちっぽけで在ったことに気づく

有り余り零れてゆく思い出は 天が泣くのかもしれませんね

そう思えばほら雨も素敵でしょうから

甘いのでしょうね 飴に変われば救われるでしょう

全ては思い込み 視界の國 シカイの園は死体の山 

でも慕いの卒塔婆が花の束で 想いの衣で纏った白装束は

屹度 斎  (祝い)祝言で 賽の河原で唱えられる 祈りの価値

空に果てが無い 限りなく遠く深く

手を伸ばしても届きはしない

けれど底に地は栄えて天は見透可視 微笑むのでしょう

空清く洗われる天沫  美しい空 

天頂は清浄 心現れるから

それでしあわせに満ちるのです 

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